真宗における
  
 「永代経」
 

 
真宗の永代経は他宗においての永代供養とは趣きが異なり、
「仏恩に報い、代々にわたって永代まで念仏のみ教えを聞き伝える」
ということです。
 
 真宗は他力念仏の教えです。
故人のために何かしてあげたい気持ちは当然ですが、それが煩悩具足の凡夫の私達には残念ながらままならないのです。

 故人(先祖)が念仏の教えを聞き慶んでいたその教えを私も慶び、他力念仏の教えが絶えることなく永代(子や孫)に及ぶようにという意味で勤めるのが真宗の「永代経」です。
 
 また故人をいたみ仏事(法事)を勤めている私もいつかは必ずこの世を去らなくてはなりません。
 
悲しいことですが、仮に自分の子孫が仏事を勤めなくなっても、寺院が子孫に代わって念仏のみ教えが絶えることのないように、亡くなった方の思い出を偲んで仏事荘厳を永代まで勤めるのが「永代経法要」で、浄行寺では毎年五月に勤まります。
 
従ってそういう意味から真宗では「永代経」とよび、「永代供養」とはよびませんので注意しましょう。

 ご先祖の願いや永代経懇志のおかげで寺院が護持され、仏法を聴聞させていただけるのです。「永代経法要」には家族揃ってお参りし、お聴聞させて頂きましょう。それによって残されたものに伝えていくことができるのです。